最新ペット事情

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何歳から? シニア猫との暮らし方

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医療や健康フードの発達によって、長寿傾向にある猫ですが、人間の数倍の早さで年を重ねていきます。
その平均寿命は、完全室内飼育の「家猫」が約15歳、屋外を行き来したり、飼い主のいない「外猫(地域猫や野良猫も含む)」で、約10~12歳前後といわれています。
最近では、20歳以上の猫を飼っている方も珍しくないですが、一般的には、7歳を過ぎたら、シニア猫の仲間入りです。体調を崩しやすくなるなど、何かしらのケアが必要になってきます。
今回は、シニア猫について、老いのサインや室内の環境づくりなどをご紹介します。

老いのサインとは

シニア猫は、よく見た目には、老いの変化がわかりにくいといわれています。
ここでは、その変化について、代表例をご紹介します。

日向ぼっこ中の猫の画像

・目や耳などの衰え

視力や聴力などの、五感が低下していきます。
耳が遠くなると、名前を呼んでも反応しなかったり、小さな音が聞こえなくなったりします。自分の声も聞こえにくいため、昔よりも鳴き声が大きくなります。
また、視力も低下することで、行動範囲が狭くなり、性格が消極的になることもあるようです。視力については、猫と視線が合わないと感じた場合は、失明している恐れもあります。
ただ、猫は聴覚がすぐれているため、足音や振動などで状況が理解できるといわれています。住み慣れた室内であれば、不自由なく生活ができるため、不調に気づきにくいでしょう。
目や耳などの機能が衰えてきたら、部屋の模様替えなどは控えましょう。できるだけ様子を観察し、異変があれば、獣医さんに相談してください。

・毛づくろいをしなくなる

だんだんと、自分で毛づくろいをしなくなってきます。
それ以外にも、毛がパサついたり、ひげや被毛に白髪が増えてきたりします。
なかには毛玉ができる長毛種もいるため、目ヤニなどのケアも合わせて、飼い主さんがブラッシングをしてあげましょう。血行促進にもなり、健康にもよいといわれています。
もしブラッシングに自信がないという方は、トリマーさんのいる動物病院を選びましょう

・体重の減少

基礎代謝が落ちるため、高齢になると食欲が落ち、やせてきます。
食事については、シニア猫用のフードに切り替えましょう。一度にたくさん食べるのが難しいため、少量を数回にわたって与えます。新鮮な水も、いつでも好きなだけ飲めるように、各部屋に用意しておきましょう。
またシニア猫にも関わらず、異常な食欲がある場合は、病気の可能性があります。きちんと食べているのに体重が減少するなども、甲状腺の病気が疑われます。食欲が続く場合はこまめに体重をはかり、短期間で急激な体重の減少がみられたら、早めに動物病院へ相談に行きましょう。

快適な環境づくりとは

猫も人間同様、年をとると、筋力や体力が落ちてきます。
そのため、少し前までは普通に歩けて運動できていた室内でも、転落したり、ケガをしたりする恐れがあります。特に終末期に入ったら、床での生活を意識し、危険なものは取り除いておきましょう。
ここでは、快適な室内の環境づくりについて、主な注意点をみてみましょう。

横になる猫の画像

・段差は少なく

徐々に足腰も衰えてくるため、ジャンプや階段の移動がおっくうになります。
ベッドやソファーへの移動をスムーズにするためには、踏み台などを置くとよいでしょう。
また、階段やキャットタワーも転落の危険性があるため、工夫が必要です。階段前にはフェンスを置いて登れないようにしたり、キャットタワーは片付けたりと、配慮も必要です。
できるだけ室内の段差をなくすことを、心がけてください。

・トイレの工夫

足腰に力が入らず、排泄時によろける、立ち上がるのが難しいなどの場合は、寝床の近くにトイレを置いてあげたり(トイレの数を増やすのもおすすめです)、排泄のときに猫の腰を支えて介助したりと、ケアしてください。それでも粗相が続くようなら、猫用のオムツを着用させる方法もあります。しかし、自力で排泄できる間は、できるだけ工夫をして自力での排泄をサポートすることを、心がけましょう。
また、排泄後は感染症を防止するためにも、汚れた所はキレイにふいてあげましょう。

・室内温度の管理

年をとると、体温調節が難しくなります。
特に夏は熱中症、冬は乾燥や暖房器具でのヤケドなどにならないように、気を配りましょう。エアコンや暖房器具を活用し、室内の温度・湿度管理に注意してください。 より詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。
※寿命や老化現象などは、猫の種類や個体差、年齢によって異なります
※予防法やケア方法などは一例です。症状や原因によって、対策や対応が異なる恐れがあります

ずっと寄り添っていこう

撫でられる猫の画像

愛猫がシニア期に入ると、生活環境やフードの見直しなど、飼い主さんの役割も、増えてしまいますよね。終末期には、より手厚い介護も必要になってくるでしょう。猫の状態に敏感になりすぎて、気持ちが落ち込むこともあるかもしれません。
しかし、愛猫が老いていくことで、これまでの絆が消えるわけではありません。自分たちらしい暮らしとケアを、最後まで続けてあげてくださいね。

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