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犬との冬の過ごし方。寒いときのサインや対策、散歩のポイント

2024.02.13
犬との冬の過ごし方。寒いときのサインや対策、散歩のポイント

一般的に、犬は寒さに強いと思われがちですが、実は犬種や年齢、飼育環境などによって違いがあります。そのため、その子にあわせたケアをすることが大切です。

寒かったり天候が悪かったりすると、飼い主も億劫になって散歩が減ってしまうかもしれません。
また、犬も人と同じように、冷えから関節の痛みが出て動きたがらなくなることもありますが、愛犬の健康のためには適度な散歩や運動も大切です。

 

犬と健康に冬を過ごすために、寒いときのサインや基本的な寒さ対策、冬の散歩のポイントなどを知っておきましょう。

寒いときのサインや基本的な寒さ対策

寒いときのサインや基本的な寒さ対策

まずは犬種による違いから、愛犬がどの程度、寒さに弱いのか知っておきましょう。そして犬が寒さを感じていると気づいたら、早めのケアを心がけてくださいね。

寒さに弱い犬種

犬種の違いの代表例として挙げられるのが、被毛の生え方による差です。一般的には二種類のタイプにわけられ、被毛が二重になっている犬をダブルコート、被毛が一重の犬をシングルコートと呼びます。シングルコートの犬は保温性が低い分、寒さに弱いといわれています。

 

ダブルコートの犬種
ロングコートチワワ、ダックスフンド、ポメラニアン、ビーグル、コーギー、柴犬、ゴールデンレトリバーなど

 

シングルコートの犬種
スムースコートチワワ、ヨークシャーテリア、マルチーズ、パピヨン、プードル、ダルメシアン など

※同じ犬種でも、個体によって異なる場合があります。

 

その他にも、毛が短い短毛種暖かい国をルーツに持つ犬、体温の調整がうまくできない子犬シニア犬は、寒さに弱い傾向があります。
また、上記とは逆の犬種は比較的に寒さに強いといわれていますが、育った環境などに影響されることもあります。愛犬が寒がりの場合は、きちんと対策をしてあげましょう。

犬が寒いときのサイン

犬は寒いと感じたら、下記のような行動をみせることがあります。

 

・丸くなって寝る
体を小さく丸めることで、冷気に触れないようにしています。いつもは動き回っているのに、ずっと丸くなって寝ている場合は、寒さが原因かもしれません。

 

・ぶるぶると震える
人間と同じで、犬も寒ければ小刻みに震えることがあります。体中の筋肉を小刻みに動かすことで、熱を発生させようとしているためです。特に、体が小さく体内でつくれる熱の量が少ない小型犬は震えやすいため、気をつけてあげましょう。

 

・あたたかそうな場所にいる
毛布やブランケットにもぐりこんだり、暖房器具の前にいたりする場合は、寒いと感じていることが多いようです。なかには人の体温であたたまろうと、くっついてくるケースもあります。
もし長い時間、暖房器具などの近くにいるときは、やけどや事故にならないように注意してください。

 

・あまり水を飲まない
犬は寒いと感じていると、水を飲まなくなることがあります。
犬は水を飲むことで、体温調整をしています。暑い夏とは違い、冬は水を飲んで体温を下げなくてもよいため、自然と飲む量が減ると考えられています。

 

また、水飲み場が寒いなども、理由の一つかもしれません。
あまり水を飲まずに水分不足になると、体調不良につながる恐れがあるため、あたたかい室内に水飲み場を増やしたり、水分の多い食事に替えてみたりと、工夫してみましょう。

 

なお、逆によく水を飲む場合は室内が乾燥している可能性があります。飲み水を切らさないようにして、室内の湿度も適正に保てるように、加湿器を置くなど対策してあげてください。

基本的な寒さ対策

・室温や湿度の目安
一般的には、犬は人より体温が高いため、人が肌寒いと感じるくらいが適温と考えられています。そのため、部屋を暖めすぎていないか、気にするようにしましょう。
また快適な湿度については、40〜60%とされています。部屋が乾燥していると皮膚トラブルにつながったり、風邪をひきやすくなったりするため、注意してください。

 

・暖房からの逃げ場づくり
暖房器具を長く使いすぎると、犬も熱中症をおこすことがあります。犬が暑いと感じたときに、玄関や廊下など涼しい場所に逃げられるように、少しひんやりしたスペースも用意しておきましょう。暖房をつけたまま部屋を閉め切らずに、室内を自由に行き来できるようにして、犬が自分で体温調節できるようにしてあげてください。

 

・防寒グッズ
冬に活用したいのが、あったか素材のベッドや、犬用のこたつ、ペット用のホットカーペットなどです。基本的に保温性が高く、犬がくつろげるデザインになっていたり、事故防止のための機能がついていたりと、便利なグッズが多くあります。

 

・事故に注意
ストーブやヒーターなどを倒して、ケガや火災事故などにつながる危険性もあるため、暖房器具の周りには柵を設置するなどして対策しておいてください。犬が暖房器具に近づきすぎると、低温やけどをする恐れがあります。
また、電気コードにも注意が必要です。コードをかじって感電したり、かみちぎったコードを誤飲したりしないよう、コードやコンセントにカバーをつけるなど、あらかじめ対策しておいてください。

 

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いずれも寒さ対策をするときには、犬種や年齢などを踏まえて進めましょう。事故にも気をつけながら、適切なケアを心がけてください。
また普段から愛犬の様子を観察することも大切です。もし愛犬の行動や体調に異変を感じたら、かかりつけ医に相談しましょう。

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冬の散歩のポイントとは

冬の散歩のポイントとは

冬でも運動不足やストレス解消のために、適度な散歩は必要です。できるだけ日中のあたたかい時間に、寒さ対策をして出かけましょう。

・防寒ウェアを着せる

最近は、犬用の防寒ウェア靴・スノーブーツが豊富に販売されています。保温性の高いものや防水加工がされたものなど、さまざまな商品が出ています。特にスノーブーツは、冷たい雪や氷の上を歩くときに、凍傷などのケガの予防にもなります。
住んでいるエリアの気温や積雪量など、天候の状況に応じて、試してみてはいかがでしょうか。

・ウォーミングアップをする

気にしていない方も多いと思いますが、人と同じように、犬もあたたかい室内から外に出るときは、急な寒暖の差によるヒートショックに注意してください。ヒートショックになると、急激な血圧の変動により、体に深刻なダメージを与える危険性があります。
症状としては、突然倒れたりふらついたり、呼吸や心拍が弱くなったりします。最悪の場合は命にかかわるケースもあるため、事前の予防が大切です。
散歩の前に室内で軽く走らせたり、ストレッチなどをしたりして、少し体温をあげてから外に出ましょう。

 

また、一般的に散歩時間の目安は、小型犬で約15~30分、中型・大型犬で約30分~1時間が目安といわれていますが、寒さに弱い犬の場合は、いつもより少し短い時間にして様子をみてください。もし散歩中に寒さで具合が悪くなったら、すぐに帰宅するなど柔軟に対応しましょう。

 

※犬種や年齢によって、適切な散歩時間は異なります。

・天候が悪いとき

散歩に行きたくても、気温が低すぎる日や雨の日、風が強い日、犬が嫌がるときなどは無理に散歩に行かなくても大丈夫です。
その分、室内遊びに切り替えるなど、家で運動させる方法を考えておきましょう。

・帰宅後のケア

冬の散歩は、帰宅後のケアも大切です。
もし、雨や雪で体が濡れている場合は、体を冷やさないようにタオルで十分に拭いてから、ドライヤーなどで乾かします。そのあとはブラッシングをしてあげると被毛が清潔に保て、かつ皮膚の血行がよくなるため健康維持にもなります。

 

また、冬は犬も乾燥肌になりやすく、かいてしまうと炎症を起こすケースがあるため、保湿剤を使ってケアしましょう。特に肉球は乾燥しやすく、ひび割れることが多いため、帰宅後は汚れを洗ってから、専用の保湿クリームなどを使ってください。散歩前にお手入れしておいてもよいでしょう。

冬も愛犬と元気に過ごそう

寒い冬でも健康でいてもらうためには、寒さ対策や乾燥ケアなど冬の過ごし方について、飼い主がきちんと理解をしておくことが大切です。無理のない範囲で散歩も続けて、元気に冬を乗り越えましょう。

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