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愛犬が亡くなったときの「死亡届」。手続きや注意点とは

2023.06.13
愛犬が亡くなったときの「死亡届」。手続きや注意点とは

愛犬とのお別れ後は、悲しみのあまり、何も手につかないという方も、多いですよね。
しかし、飼い主として、済ませなければいけない手続きがあります。

 

一般的に、愛犬を飼い始めるときには、お住まいの市区町村に、「犬の登録」をする必要があります。
これは狂犬病予防の観点から、犬の飼育状況を、国が把握する目的で、法律により義務付けられています。それに伴い、愛犬の死後には、「死亡届」を提出しなければなりません。
飼い主として、「死亡届」の手続きをきちんと済ませることは、義務の一つです。

 

なかには、死亡届を提出しなかったために、法律違反となってしまう可能性もあります。そうならないためにも、必要なものは何かを知って、正しく手続きを済ませましょう。

 

今回は、犬の死亡届について、その方法や注意点などをご紹介します。

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愛犬の「死亡届」。その提出方法

愛犬の「死亡届」。その提出方法

犬の死亡届は、飼い犬が亡くなってから、30日以内に、手続きを済ませる必要があります。
ここでは、死亡届の提出について、詳しくご紹介します。

【犬の死亡届に必要なもの】

自治体によって、詳細などは異なりますが、大まかには下記の通りになります。

 

・飼い主のご住所、お名前、お電話番号など

・犬の登録年度と登録番号

・注射済票番号

・犬の死亡年月日

・犬の生年月日、犬種、お名前、性別など

 

なお、死亡届の提出時には、犬の鑑札と注射済票を返却します。

登録年度や登録番号は鑑札に記載されているため、忘れずに準備しましょう。

【手続きの方法】

手続きの方法としては、大きく二つにわけられます。

 

・登録保健所や保健センターを訪れる

各役所や保健所、保健センターなどへ行き、必要書類を記入の上、提出します。

そのとき、直接、犬の鑑札と注射済票を返却します。

 

・インターネットで申請する(電子申請)

最近では、インターネット上で、電子申請が可能なケースが増えています。

お忙しい方や、役所や保健センターが遠くてすぐに行けない方には、おすすめです。

電子申請の場合、フォームに、必要な情報を入力して、提出(送信)します。この場合、飼い主のメールアドレスを聞かれることもあります。

また、犬の鑑札と注射済票については、後日、保健センターなどへ直接、返却に行くか、郵送するかになります。

 

なお、自治体によっては、窓口や電子申請以外にも、お電話や郵送での届け出が可能な場合があります。お電話の場合も、犬の鑑札と注射済票の返却方法について、問い合わせてみましょう。
郵送の可否については、各自治体によって異なります。

犬の死亡届を出さなかったら? 気をつけたい注意点

犬の死亡届を出さなかったら? 気をつけたい注意点

愛犬の死後は、辛くて何もする気がおきなかったり、火葬や葬儀の手配もあるため、すぐに手続きができなかったりというケースも、ありますよね。
しかし、30日を過ぎてもそのままにしておくと、トラブルになる恐れもあります。

 

ここでは、死亡届について、気をつけたい点をみてみましょう。

・狂犬病の予防接種

現在の日本では、年に一回、狂犬病の予防接種を受けることは、義務となっています。そのため、犬の死亡届を出さないままでいると、犬が生きているという前提で、お住まいの自治体から狂犬病の予防接種の案内が、届くことになってしまいます。

 

応じないと、保健センターなどから何度も催促をされたり、それを無視し続けると、悪質とみなされたりします。
状況が悪質で予防接種に従わなかった場合、20万円以下の罰金に処されることがあります。

 

死亡届を出すことは、国が犬の飼育状況を把握することに必要なため、死亡届は必ず提出してください。

・マイクロチップを装着している場合

近年、マイクロチップの装着が義務化されてから、犬や猫を飼い始めた方には、飼い主の情報の登録が義務づけられています。そして、死亡届も申請が必要です。
その際は、日本獣医師会や環境省が運営する、指定登録機関に、インターネットや郵送などで、申請することが可能です。

 

自治体によっては、マイクロチップ指定登録機関に登録すると、「犬の登録」の手続きを済ませたとみなす、狂犬病予防法の特例制度に参加している場合もあります。
その場合は、死亡時にも、指定登録機関に申請することで、従来の死亡届提出の手続きが原則不要となります。

 

猫も同様に、マイクロチップを装着している場合は、死亡時の申請が必要です。しかし、自治体への死亡届などの提出義務はありません。

 

関連記事:犬と猫のマイクロチップ制度。装着の方法と、飼い主に必要な手続き

大阪近郊の「犬の死亡届」について詳細(自治体サイト)

最後まで飼い主の義務を果たそう

悲しみが癒えないなかで、愛犬の死亡届を出すことは、とても辛いですよね。お別れを認めることができなくて、すぐに行動できない方も多いでしょう。
しかし、大切だった愛犬との思い出まで、失うわけではありません。

 

一緒に過ごしたことを大切にするためにも、こうした手続きをきちんと済ませて、最後まで、飼い主としての義務を果たしましょう。そして、次のステップへと、つなげていってくださいね。

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