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何歳から? シニア猫との暮らし方

2022.12.13
何歳から? シニア猫との暮らし方

医療や健康フードの発達によって、長寿傾向にある猫ですが、人間の数倍の早さで年を重ねていきます。
その平均寿命は、完全室内飼育の「家猫」が約15歳屋外を行き来したり、飼い主のいない「外猫(地域猫や野良猫も含む)」で、約10~12歳前後といわれています。

最近では、20歳以上の猫を飼っている方も珍しくないですが、一般的には、7歳を過ぎたら、シニア猫の仲間入りです。
体調を崩しやすくなるなど、何かしらのケアが必要になってきます。

今回は、シニア猫について、老いのサインや室内の環境づくりなどをご紹介します。

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老いのサインとは

老いのサインとは

シニア猫は、よく見た目には、老いの変化がわかりにくいといわれています。
ここでは、その変化について、代表例をご紹介します。

・目や耳などの衰え

視力聴力などの、五感が低下していきます。
耳が遠くなると、名前を呼んでも反応しなかったり、小さな音が聞こえなくなったりします。自分の声も聞こえにくいため、昔よりも鳴き声が大きくなります。

また、視力も低下することで、行動範囲が狭くなり、性格が消極的になることもあるようです。視力については、猫と視線が合わないと感じた場合は、失明している恐れもあります。

ただ、猫は聴覚がすぐれているため、足音や振動などで状況が理解できるといわれています。住み慣れた室内であれば、不自由なく生活ができるため、不調に気づきにくいでしょう。

目や耳などの機能が衰えてきたら、部屋の模様替えなどは控えましょう。できるだけ様子を観察し、異変があれば、獣医さんに相談してください。

・毛づくろいをしなくなる

だんだんと、自分で毛づくろいをしなくなってきます。
それ以外にも、毛がパサついたり、ひげや被毛に白髪が増えてきたりします。
なかには毛玉ができる長毛種もいるため、目ヤニなどのケアも合わせて、飼い主さんがブラッシングをしてあげましょう。血行促進にもなり、健康にもよいといわれています。

もしブラッシングに自信がないという方は、トリマーさんのいる動物病院を選びましょう。

・体重の減少

基礎代謝が落ちるため、高齢になると食欲が落ち、やせてきます。
食事については、シニア猫用のフードに切り替えましょう。一度にたくさん食べるのが難しいため、少量を数回にわたって与えます。新鮮な水も、いつでも好きなだけ飲めるように、各部屋に用意しておきましょう。

またシニア猫にも関わらず、異常な食欲がある場合は、病気の可能性があります。きちんと食べているのに体重が減少するなども、甲状腺の病気が疑われます。
食欲が続く場合はこまめに体重をはかり、短期間で急激な体重の減少がみられたら、早めに動物病院へ相談に行きましょう。

快適な環境づくりとは

快適な環境づくりとは

猫も人間同様、年をとると、筋力や体力が落ちてきます。
そのため、少し前までは普通に歩けて運動できていた室内でも、転落したり、ケガをしたりする恐れがあります。特に終末期に入ったら、床での生活を意識し、危険なものは取り除いておきましょう。

ここでは、快適な室内の環境づくりについて、主な注意点をみてみましょう。

段差は少なく

徐々に足腰も衰えてくるため、ジャンプや階段の移動がおっくうになります。
ベッドやソファーへの移動をスムーズにするためには、踏み台などを置くとよいでしょう。

また、階段やキャットタワーも転落の危険性があるため、工夫が必要です。
階段前にはフェンスを置いて登れないようにしたり、キャットタワーは片付けるなど、配慮も必要です。できるだけ室内の段差をなくすことを、心がけてください。

トイレの工夫

足腰に力が入らず、排泄時によろける、立ち上がるのが難しいなどの場合は、寝床の近くにトイレを置いてあげたり(トイレの数を増やすのもおすすめです)、排泄のときに猫の腰を支えて介助したりと、ケアしてください。それでも粗相が続くようなら、猫用のオムツを着用させる方法もあります。
しかし、自力で排泄できる間は、できるだけ工夫をして自力での排泄をサポートすることを、心がけましょう。

また、排泄後は感染症を防止するためにも、汚れた所はキレイにふいてあげましょう。

室内温度の管理

年をとると、体温調節が難しくなります。
特に夏は熱中症冬は乾燥や暖房器具でのヤケドなどにならないように、気を配りましょう。エアコンや暖房器具を活用し、室内の温度・湿度管理に注意してください。

関連記事:四季にあわせた猫との暮らし

※寿命や老化現象などは、猫の種類や個体差、年齢によって異なります
※予防法やケア方法などは一例です。症状や原因によって、対策や対応が異なる恐れがあります

ずっと寄り添っていこう

ずっと寄り添っていこう

愛猫がシニア期に入ると、生活環境やフードの見直しなど、飼い主さんの役割も、増えてしまいますよね。
終末期には、より手厚い介護も必要になってくるでしょう。猫の状態に敏感になりすぎて、気持ちが落ち込むこともあるかもしれません。

しかし、愛猫が老いていくことで、これまでの絆が消えるわけではありません。
自分たちらしい暮らしとケアを、最後まで続けてあげてくださいね。

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