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ペットホテルの利用方法。料金の目安や持ち物、選び方のポイントについて

2023.11.26
ペットホテルの利用方法。料金の目安や持ち物、選び方のポイントについて

冠婚葬祭や長期出張、旅行などで家を不在にする時や、体調不良や入院などでペットのお世話ができない時に頼れるのが、一時的にペットを預かってくれるペットホテルです。
預けている間は、食事やトイレのケアなど基本的なお世話はもちろん、散歩の代行をしてくれるケースもあります。
ペットショップやトリミングサロンに併設されていたり、動物病院が運営していたりと、その形態やサービス内容はさまざまです。

 

安心して我が子を預けるためにも、ペットホテルの基本的な内容や、選び方のポイントなどを知っておきましょう。

ペットホテルの種類や利用方法

ペットホテルの種類や利用方法

まずはペットホテルの基本的な内容と、利用方法をみてみましょう。
料金や主な持ち物についても紹介します。

ペットホテルの種類

・トリミングサロンやペットショップ併設
主に、トリミングサロンやペットショップが主体のタイプです。
サロンに併設されている場合はプロのトリマーが在籍しているため、預けている間にトリミングやシャンプー、爪切りなどをお願いできます。
普段からトリミングを利用されている方は、預けている間にお手入れもできるので、飼い主もペットも負担が減る便利なサービスです。

 

・動物病院併設
動物病院に併設されているタイプです。
スタッフが獣医師や動物看護師なので、もしペットが急に体調不良になっても、素早い対応が望めます。

 

動物病院が主体のホテルだと、投薬やお薬の塗布、体調チェックをしてくれるケースが多くあります。シニア期のペットや持病がある場合、一般的なペットホテルでは断られる場合もありますが、そうした事情のあるペットでも相談しやすいでしょう。
医療的な環境が整っているため、安心して預けられる点が魅力です。

 

・ペットホテル専門店
ペットの預かりを専門としているタイプです。
他の業務がない分、スタッフはペットのケアを丁寧に行えるため、質の高いサービスが受けられます。ドッグランがあったり室内遊びが充実していたり、他のペットとの交流を行なったりと、楽しく過ごせる工夫がされています。

 

また、ペットフードの有資格者が作るフードを提供していたり、医療機関と連携して緊急時のフォロー体制に力を入れていたりするホテルもあります。
比較的に料金が高めといわれていますが、その分満足度も高いようです。

主なサービス

・宿泊、一時預かり
対応している日数は、1日単位から数カ月単位など、ホテルによって異なります。
一時預かりの場合は、1時間単位から選べることもあれば、3時間や6時間など、まとまった時間で区切られているケースもあります。

 

・食事

普段から食べ慣れているフードを持ち込む方が多いでしょう。食事の用意があるホテルもありますが、環境の変化によって食欲に影響が出ることも珍しくないため、持ち込んだ方が安心です。
フードを持参するときは、一回分ごとにまとめておきましょう。なお、普段冷蔵や冷凍のフードを与えている場合は、持ち込みが可能かどうか、事前に確認してください。
ホテル側には、アレルギーの有無など、食事についての注意点をきちんと伝えておくことも大切です。

 

・トイレの世話
トイレのしつけができていても、環境が変わると排泄を我慢したり、失敗してしまったりと、うまくできないケースがあります。不安な場合は、ご自宅で使っているトイレやシートを持参するとよいでしょう。
毎日の排泄のタイミングについても伝えておくと安心です。

 

・散歩の代行
犬の場合、1日に1~2回程度、外に散歩に連れて行ってくれるホテルが多いでしょう。なかにはドッグランが併設されている場合があり、そこで散歩や運動をすることもあります。
散歩はストレス発散のためにとても大切で、排泄のタイミングになっていることもあります。
単独なのかグループで行くのか、時間や距離、安全対策なども含めて、詳細を確認しておきましょう。
※トラブルを避けるため、散歩をしないホテルもあります。

利用料金の目安

ペットホテルの利用料金は、ペットの種類や大きさ、部屋のタイプや宿泊期間などによって異なります。
また、シニア期のペットや大型犬などは追加料金がかかるケースや、預かってもらえないケースもあるため、事前に確認しましょう。

 

★宿泊(一泊)
犬の場合: 3,000円~10,000円

猫の場合: 3,000~5,000円
ウサギやハムスターなど小動物の場合:約1,000~3,000円

 

なお、一時預かりの場合は、1時間あたり数百円~1,000円程で、それに諸経費や延長時間分の料金などが加算されることが一般的です

 

※ペットホテルによって、サービス内容や詳細は異なります。
※上記の費用は、一匹・一頭あたりの目安です。

利用の流れ

1:予約
基本的に完全予約制のため、事前予約が必要です。
予約の際には利用日時以外にも、ペットの癖や性格など、気になることがあれば忘れずに伝えるようにしましょう。持参する物についても確認しておいてください。

 

2:当日にチェックイン(ワクチンの接種済票などの提示)
預けるときは、ワクチンの接種済票や、狂犬病予防注射済証の提示が必須です。また、フードやお気に入りのグッズなど、持参したものを一緒に預けます。
チェックインの時は、ペットの性格や生活スタイル、気をつけてほしいことなどがヒアリングされるため、伝え漏れがないようにしましょう。

 

3:ペットを預ける
飼い主が不安がるとペットにも伝わってしまいます。「心配ないからね、あとで迎えにくるよ」などと声をかけてあげ、安心させてあげましょう。
なお、預けている間は緊急事態にそなえて、電話やメールなどを確認できるようにしておいてください。

 

4:チェックアウトでお迎え
お迎え時には「よくがんばったね」「えらかったね」などと、存分にほめてあげましょう。待っていた間の不安がなくなるように、スキンシップをとることもおすすめです。
そしてペットに変わった様子がないか、トリミングなどを依頼した場合は、希望通りのサービスが受けられているかどうかなど、状態をチェックしておきます。
トラブルを避けるためにも、何か気になる点があれば、できるだけ早いうちに疑問を解消しておきましょう。

主な持ち物

・小分けにしたフード、おやつ
ペットが食べ慣れているフードを、一回あたりの食事量にあわせて、回数分を小分けにした状態で持参します。予備として、一食分多く用意すると安心です。

 

・薬やサプリ
常備薬やサプリメントなどを飲ませてもらえる場合は、持参します。
飲ませ方や注意事項なども含めて、きちんと伝えるようにしましょう。

 

・普段使っているベッドや毛布、タオルなど
環境が変わるため、ペットは不安を感じます。
普段使っているベッドや、飼い主やペット自身の匂いがついた毛布やタオル、お気に入りのおもちゃなどがあれば、ペットの不安を少しでも和らげることができるでしょう。

 

・散歩グッズ
首輪やリードなど、いつも使っているものを持参します。
万が一、迷子になった場合に備えて、首輪には連絡先などを記しておいてください。

 

・ワクチンの接種証明書など
ペットホテルには共有スペースなどが多く、集団感染のリスクがあります。
それを防ぐためにも、ワクチンの接種証明書の提示が利用条件となっています。
たとえ個室利用であっても、こうした条件は変わらないため、接種証明書などは忘れずに持参するようにしてください。

 

・飼い主の身分証明書
ペットのものだけではなく、飼い主の本人確認ができるよう、身分証明書を提示する必要があります。預かり期間を過ぎても引き取りに来なかった場合に備えているため、運転免許書などを用意しておきましょう。

ペットホテルの選び方のポイントとは

ペットホテルの選び方のポイントとは

大切なペットを安全に預けるためにも、きちんとしたホテルを選びたいですよね。
どのような点に気をつけて選べばよいのか、ポイントをみてみましょう。

・動物取扱業者の登録がされている

ペットホテルの運営者は、国が定めた「第一種動物取扱業者」への登録が義務付けられています。動物を扱うプロとして、保管するペットたちを正しく取り扱うことが法律により定められています。この登録をしていない業者は、違法営業にあたるため注意が必要です。

 

多くのペットホテルでは、ホームページや店内の目立つ場所に掲示されているため、確認してください。

・利用条件や料金の明確化

利用条件や料金が明確でない場合、トラブルになる恐れがあります。
利用条件については、ワクチンの接種証明書の提示や、健康状態による制限がない場合、予防が不十分なペットも預かっていることが考えられ、病気に感染するリスクが高まってしまいます。

 

また、宿泊や一時預かりの料金、キャンセルポリシーなどが明確になっていることも大切です。
イレギュラーな追加料金をあとで請求されることがないように、よく確認しておきましょう。

・緊急時の対応方法

慣れない環境におかれて、急に体調を崩す場合があるかもしれません。
そんな時、ペットホテルがどのような対応をしてくれるのか、確認しておいてください。
夜間でも医療機関との連携はあるのか、体調管理をサポートしてくれるスタッフはいるのかなど、チェックしましょう。

・部屋のタイプ

ペットホテルの部屋は、ケージやクレートで預かるタイプから、完全個室や複数のペットが一緒に過ごせる部屋があるなど、さまざまです。日中は広めのスペースで他のペットと過ごし、夜に寝るときだけケージに入るスタイルもあります。
狭い場所に慣れているかどうかや、他のペットとの触れ合いに慣れているかどうかなど、ペットの性格や大きさ、預ける期間などを考えて選ぶようにしましょう。

・施設内の清潔さ

ホテル内が清潔に保たれているかどうかは、とても重要です。
寝る場所やケージのなか、個室や共有スペースなど、多くのペットが利用しているため、汚れやすくなっています。

 

ホームページの写真ではきれいに見えても、実際に訪れると汚れていたり、嫌な臭いがしたりというケースもあります。
もし可能なら、事前に見学させてもらうとよいでしょう。

・スタッフの対応

スタッフの人数や対応も、大事なポイントのひとつです。
質問への返答の仕方や、ペットの状態を細かく理解しようとしているかなど、適切な対応ができているかどうかを見極めましょう。不誠実な態度や曖昧な返答、ペットを大切に扱わない動きがないか、観察してみてください。

・ペットの様子を確認できる

離れている間も見守りカメラでペットの様子が確認できたり、その日の様子を画像付きでメールしてくれたりといったサービスのあるホテルも増えています。
また、スタッフが24時間常駐しているホテルや、常駐していなくても夜間に定期的な見回りを行っているホテルもあります。
ペットの様子が心配な方や、夜の時間が不安な方は、そうしたペットホテルも検討してみましょう。

信頼できるペットホテルを見つけよう

大切なペットを預けるのは、不安もありますよね。
しかし、多くのペットホテルの中から、あらかじめペットにあったホテルを探しておくことで、飼い主も安心してペットを預けることができ、ペットの滞在中のストレスもより少なくて済むでしょう。
ペットに向いているホテルがわからない方や、ペットの健康面で不安が残る方は、周りのペット仲間や獣医師さんなどに、相談してみてくださいね。

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