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元気なご長寿猫を目指そう。長生きのための環境づくりと健康管理

2023.09.12
元気なご長寿猫を目指そう。長生きのための環境づくりと健康管理

愛猫を迎え入れたときから、ずっと一緒にいたいと願う方は多いでしょう。
猫の寿命がのびているとはいえ、少しでも長生きしてほしいですよね。
そのためには環境づくりと、若いうちからの健康管理が大切です。
猫は清潔な環境を好むため、快適な部屋づくりがとても重要といわれています。健康管理としては、愛猫にあわせた食事や運動、ストレスの少ない生活をすることが必要です。
シニア期に入ってからケアを始めるのではなく、元気な頃からできることをしてみましょう。

 

今回は猫の長生きについて、その生涯や、環境づくりと健康管理のポイントをご紹介します。

猫の生涯について

猫の生涯について

猫の寿命は人間よりも短いですが、獣医学の進歩や生活環境の向上により、ご長寿猫も増えています。
まずは、猫の生涯について知っておきましょう。

猫の寿命

一般的に、猫の寿命は1218といわれています。
しかしこれは完全室内飼いの猫の寿命であり、家と外とを行き来する外猫や、外で生活をしている野良猫とは異なります。
外猫の寿命は約13年、外で生きる野良猫の寿命は、3年前後といわれています。

 

寿命の差の要因としては生活環境が挙げられており、ケガや事故、感染症などの不安が少ない完全室内飼いの猫の方が、長生きする傾向にあります。
愛猫と少しでも長く一緒にいるために、完全室内飼いで暮らすことをおすすめします。

猫のライフステージ

猫のライフステージは、年齢により3段階にわけることができます。
1歳ごろ成猫となり、7歳ごろからシニア期が始まるとされているため、一生のうちの約半分をシニア期として過ごします。7歳を過ぎても見た目は変わらずに元気な猫も多いですが、年を重ねると徐々に体力は衰えていきます。

 

【誕生~1歳:子猫期】
一般的に、生後1年までを子猫期といいます。
心身ともに成長スピードが早く、生後6か月頃には性成熟を迎えます。
生後6カ月~を若猫期として、細かくわける場合もあります。

 

1歳~7歳:成猫期】
身体も成長し、体力と気力が最も充実した時期です。精神的にも落ち着き、社会性も身についてきます。
基本的に健康でいられる時期ですが、運動量が少なくなると太りやすくなるため、肥満には注意してください。適度な運動や遊び、正しい食事を心がけましょう。

 

7歳~:シニア期】
老化が始まる時期といわれています。
全体的に動きが遅くなったり、寝ている時間が長くなったりします。行動だけではなく、白髪が生えてくるなど、外見にも衰えが見られます。
猫はシニア期が一番長いといわれているため、定期的に健康診断を受けるなどして、病気の予防に努めましょう。

 

 

関連記事1:シニア期が長い? 猫の寿命とは

関連記事2:何歳から? シニア猫との暮らし方

環境づくりと健康管理のポイント

環境づくりと健康管理のポイント

猫が長生きするためには、どうすればよいのでしょうか?
気になる環境づくりや、健康管理についてみてみましょう。

・環境づくり

【完全室内飼いが基本】
基本的に、猫は完全室内飼いが推奨されています。
屋外に出ることで、ウイルス感染や、ノミ・ダニに寄生される恐れがあるためです。放し飼いで家と外を出入りさせていると、猫同士のケンカで怪我をしたり、飛び出して交通事故に遭ったりなど、危険にさらされるリスクも増えます。
室内のみで過ごすことで、比較的に安全な暮らしができます。

 

【清潔な暮らし】
猫はきれい好きなため、衛生環境を整える必要があります。
たとえば、トイレが汚れていると排尿を我慢して、膀胱炎などの病気になる恐れがあります。
また、食器が汚れていると水や餌を口にしないこともあります。猫は新鮮な水を好むため、こうした食器類も、毎回洗ってきれいにしておきましょう。

 

なお、食事の場所では排泄しないという習性もあるため、衛生面からも、食事場所とトイレは必ず離します。お部屋もできるだけ掃除をして、清潔な環境を保ってください。

 

関連記事3:はじめて猫を飼うとき。室内飼いの準備はどうする? 部屋づくりのポイント

・健康管理のポイント

【食事】
市販のキャットフードには総合栄養食や療法食、食いつきを良くするためや、おやつとして与えるものなど、さまざまな種類があります。
そのなかでも毎日の食事として与えるフードには、必要な栄養素が全て含まれている総合栄養食を選びましょう。
そのうえで、猫の年齢や体格、体質にあわせた食事と水分補給を心がけましょう。

 

・子猫期
子猫は成猫になるまで猛スピードで成長するため、高栄養食が適しています。たんぱく質が豊富で、高カロリーな子猫用(成長期用)フードを与えてください。
生後~4週目頃までは、母猫の母乳が最適といわれています。その時期を過ぎたら、子猫用のミルクに加え、少しずつ子猫用フードを与え始めます。水も飲み始める時なので、いつでも清潔な水が飲めるようにしておきましょう。徐々にミルクの量を減らして、子猫用フードと水の食事に慣らしていってください。
子猫用フードになってからの食事の回数は、生後6か月まで1日3~4回が目安で、それ以降は1日2~3回となります。

 

・成猫期
成長が落ち着き、体格が安定してくる成猫期に、高カロリーの子猫用フードを与えていると太りやすくなってしまいます。1歳になる頃を目安に、成猫用フードに切り替えましょう。
切り替える際は、子猫用フードに少しずつ成猫用フードを混ぜて、その割合を徐々に増やしていきます。子猫期に比べると、多くのエネルギーを必要としないため、愛猫にあったタイミングで、成猫用フードへと変えていってください。
なお、食事の回数は1日2~3回が目安です。

 

・シニア期
シニア猫は活動量が低下し、消化器官なども衰えるため、一度に食べられる量も減ってきます。少ない量でもシニア猫が必要としている栄養が摂取できる、シニア猫向けのフードを選びましょう。やわらかくて消化しやすいものや、栄養素のバランスがとれているものを意識してください。一日の飲水量にも、気を配っておきます。
食事の回数は1日2~3回が目安です。

 

 

なお、一度にたくさんの量をあげすぎると、肥満の原因になるため注意が必要です。もしも肥満になると、病気にかかりやすくなり、死亡リスクも高まります。
そして、なかには手作りのフードを与える場合もありますが、猫が食べると体調を崩す恐れのある食材には、注意が必要です。

 

また、水分補給も忘れてはいけません。
猫にとって水分補給はとても大切で、一定量を飲まないと、膀胱炎や尿結石になる恐れがあります。たくさん飲ませすぎてもいけませんが、猫の飲水量にも気をつけましょう。

 

 

【適度な運動】
ずっと室内にいる運動不足になりがちです。運動不足だとストレスをためるだけではなく、肥満や関節炎などのリスクも高まります。
上下運動ができるキャットタワーや、一人遊びができるおもちゃなどを使って運動させてあげましょう。

 

一般的な運動量の目安は、1日10~30分といわれています。
猫の種類や年齢によっても異なるため、愛猫にあわせてあげてください。

 

・短毛種
1日 2030
活発で動くのが好きな猫が多いため、1日の運動量は2030分といわれています。

 

・長毛種
1日 1020
あまり動かずに、のんびりと過ごすことが好きな猫が多いため、1日の運動量は1020分といわれています。

 

いずれも一日の運動量を一度で行うことは、難しいでしょう。
猫も飽きたり疲れたりするため、短時間の運動を一日のなかで複数回行うことがおすすめです。

 

※猫の種類や年齢によって、目安は異なります。

 


【定期的な予防】
致死率や伝染性が高い病気を予防する混合ワクチンなどの予防接種は、必ず受けましょう。
また最近では、猫の健康診断(ペットドッグ)も広まっています。病気の早期発見・早期治療を目的に、受けてみましょう。
健康診断は、主に身体検査や血液検査、尿検査などを中心に行います。猫はその習性から、弱っていることを隠す傾向があるため、最低でも、年に一回は健康診断を受けることをおすすめします。

 

なお、去勢・避妊の手術でも、防げる病気はあります。
メス猫は、乳腺腫瘍(乳がん)や卵巣腫瘍などの病気にかかりにくくなります。
オス猫は、発情期のスプレー行為(尿マーキング)の問題行動を改善することができて、縄張りをめぐるケンカも減ります。そのため、長生きにつながるといわれています。
手術について考え方はさまざまですが、タイミングも含めて、まずはかかりつけ医に相談してみてください。

 

関連記事4:犬と猫の健康診断 ~元気で長生きするために~

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ご長寿猫と幸せに過ごそう

猫もシニア期に入ると、見た目も反応も、徐々に変化していきます。
愛猫に長生きしてもらうためにも、若いうちから食事や運動などに気をつけて、健康的な生活を続けましょう。ご長寿猫と幸せな時間を過ごしてくださいね。

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