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上手な犬の爪切り方法。必要な理由や、怖がらせないポイントとは

2023.10.20
上手な犬の爪切り方法。必要な理由や、怖がらせないポイントとは

犬の爪には、歩行の際の滑り止めや衝撃の緩和、肉球の保護などの役割があります。伸びすぎると歩きにくくなったり、関節に負担がかかったりするため、爪のお手入れは健康維持には欠かせません。

 

しかし、慣れないうちは爪切りを怖がる犬も多く、暴れたり嫌がったりするケースもみられます。飼い主も「爪はどこまで切って良いのか?」「切りすぎて血が出たらどうしよう」と、不安に思いますよね。
怪我をさせずに、犬を落ち着かせてスムーズに爪切りをするためには、どのような点に気をつければよいのでしょうか?

 

今回は犬の爪切りについて、爪切りが必要な理由や、その方法をご紹介します。

犬の爪切りはなぜ必要?

犬の爪切りはなぜ必要?

犬の前足には、地面に接していない狼爪(ろうそう)を含めると指が5本あり、それぞれに爪が生えています。そして、後ろ足には4本の指と爪があり、狼爪はみられない犬が多いです。
前足と後ろ足、いずれも爪切りをしないと、健康に悪影響が出るといわれています。

犬の爪切りが必要な理由

爪が伸び続けると、肉球が地面に接地しにくくなり、スムーズな歩行ができなくなります。不自然な力が足腰にかかると、関節を痛めたり、滑ったり転んだりして怪我をする恐れも出てきます
また、伸びすぎた爪が家具などに引っかかって折れたり、巻き爪になって肉球に刺さったりと、大怪我にもつながりかねません。他の犬や、飼い主をひっかいてしまうこともあります。
犬自身も爪が長すぎるとストレスを感じるため、健康的で快適な暮らしをするためにも、爪切りは大切だといえるでしょう。

 

なお、爪切りの頻度は、月に1~2回が目安です。
たとえば、犬がフローリングなどを歩くときに、爪があたって音が鳴るようになったら、爪を切るタイミングです。散歩の有無や頻度によっても、適切なタイミングは異なるため、愛犬の爪をみて確認するようにしましょう。

用意したい爪切りグッズ

・爪切り(ギロチンタイプ、ニッパータイプ、電動タイプ、ハサミタイプ)
・爪ヤスリ
・止血剤

 

犬の爪切りは、大きくわけるとギロチンタイプと、ニッパータイプがあります。
使いやすさは人によりますが、固い爪の場合は切れ味のよいギロチンタイプが人気です。細かく爪切りしたい人には、ニッパータイプが向いているといわれています。また電動タイプは力を入れる必要がなく、少しずつ爪を削っていける点がメリットです。なお、子犬には、切りすぎないハサミタイプが安心です。
そして、切ったあとの切り口がとがっている場合は、ペット向けの爪ヤスリでなめらかにしておきます。
止血剤については、切りすぎて出血した場合に使うため、用意しておくとよいでしょう。

犬の爪切りの方法

犬の爪切りの方法

犬の爪の中には神経と血管が通っているため、切りすぎると出血してしまいます。
自宅で爪切りをする場合は、どのような点に気をつければよいのでしょうか?
その方法やコツ、犬を怖がらせないポイントをみてみましょう。

爪切りの方法

【まずはリラックスしよう】
飼い主の緊張は犬にも伝わります。まずは飼い主が落ち着いてから、犬に触れていきましょう。犬をリラックスさせて足周りを触るなどして、爪切りに慣れさせていきます。

 

【後ろ足から始める】
犬は手足だけを持つと嫌がるため、爪切りのときのポジションはとても大切です。
犬によっても異なりますが、犬を床やテーブルなどに四つ足の状態で立たせて、脇で犬の体をしっかりと挟み、後ろ足の爪から切る方法が一般的です。前足から始めると犬が恐怖心を抱きやすくなるため、見えない後ろ足からスタートします。

 

慣れないうちは、二人で行うこともおすすめです。一人が犬を支えて保定したり、おやつなどで気をひいたりしているうちに、もう一人が爪切りを行います。くれぐれも無理をしない範囲で、チャレンジしてくださいね。

 

【血管の手前まで切る】

白い爪の犬の場合は、横から見たときに血管が透けて見えます。基本的には、その血管の数ミリ手前まで切ります。黒い爪の犬の場合は、血管が透けて見えないため、爪の断面を見て判断します。爪を少しずつ切っていき、中央が湿ったような質感になってきたら血管が近づいているサインのため、そこでやめましょう。
また、前足にある狼爪(ろうそう)も、忘れずに切ってください。

 

爪を切ったあとは切り口がとがっているため、形を整えます。とがっている部分をカットして整えていくか、爪ヤスリなどを使って角を丸くきれいにしておけばよいでしょう。

 

【もし血が出てしまった場合】
もし爪を切りすぎて血が出てしまったら、出血している部位に清潔なコットンやガーゼなどをあてましょう。基本的には数分間押さえておけば止まります。それでも血が止まらない場合は、止血剤を使って様子をみるか、かかりつけ医に相談してください。

怖がらせないポイント

・少しずつ進める
優しく声をかけながら、爪先から少しずつ切っていきます。一気に血管のギリギリ手前まで切ることは避け、犬の様子や表情を観察しながら、進めてください。
また慣れないうちは、一度に全ての爪を切ろうとせず、まずは爪1本からや、1日に足1本、後ろ足だけ、など段階的に進めましょう。

 

なお嫌がっているのに無理に引っ張ったり、押さえつけたりしないでください。爪切りに嫌なイメージをつけないためにも、ストレスをあまり感じさせないことが大切です。

 

・褒めてご褒美をあげる
無事に爪切りを終えたら、愛犬を褒めてあげましょう。
ご褒美のおやつをあげたり、存分にスキンシップをとったりして、安心させてあげます。

 

・エリザベスカラーで見えないようにする
エリザベスカラーとは、ペットが傷や手術跡をなめたり触れたりしないために、顔を覆って視界や動きを制限するアイテムです。円錐形のもので、首に装着します。これを装着すると、爪を切っている様子が見えないため、安心して暴れなくなる犬もいます。
爪切りが苦手で暴れたり、噛んできたりする場合は、試してみてください。

 

★不安な方はペットサロンや、かかりつけ医へ
怪我をさせてしまうのが不安な方や、自宅での爪切りが難しいと感じる方は、無理をせずトリミングサロンを頼りましょう。また、動物病院でも爪切りをしてくれるため、一度相談してみてください。その時に、爪切りのコツを聞いてみたり、実際の様子を見せてもらったりすると、理解が深まるかもしれません。

 

なお、爪が伸びすぎて巻き爪になっている場合や、すでに出血している場合は、飼い主が切ることは難しいため、かかりつけ医に相談してください。
くれぐれも無理のない範囲で、進めましょう。

★ヤシロのペット霊園近郊の動物病院★

・豊中市   モモ動物病院
・箕面市   箕面外院どうぶつ病院

爪のお手入れも忘れずに

普段から犬を触るなど、愛犬のボディチェックをこまめにする方は多いですよね。
その時は、ぜひ爪も忘れずに見るようにしてください。爪の状態や伸び方をみて、体の異変に気付く場合もあります。
きちんと爪のお手入れをして、愛犬の健康管理を続けましょう。

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