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うさぎの気持ちを、しぐさから理解しよう

2024.05.01
うさぎの気持ちを、しぐさから理解しよう

うさぎは警戒心が強いため、慣れるのに時間がかかるといわれています。一緒に暮らし始めてすぐの頃は、「仲良くしたいのに、懐いてくれない」と悩む方も多いかもしれません。うさぎが嫌がっていたり、警戒していたりすることを知らずに接してしまい、結果的にストレスを与えてしまったというケースも聞かれます。

 

しかし、うさぎの気持ちは、普段から見せるしぐさや行動に、サインとなって表れています。
深い信頼関係を築くためには、飼い主がそのしぐさの意味を知ることが大切です。うさぎのしぐさを理解して、もっと仲良くなりましょう。

うさぎのしぐさの意味

うさぎのしぐさの意味

しぐさのなかでも、特に気持ちが表れやすいのが、といわれています。
基本的なボディランゲージもあわせて、理解しておきましょう。

【目】

元気なときは、目をぱっちりと開けています。リラックスしてくつろいでいるときは、目が細くなります。
また、うさぎは目を開けたまま眠りますが、安心している場合は、目をつむって眠るケースもあります。

【鼻】

うさぎは嗅覚が優れているため、普段から鼻をヒクヒクと動かして、周囲のにおいを確認して情報を集めています。
リラックスしているときは、ゆっくりと鼻を動かしたり、プゥプゥと小さく鳴らしたりします。また興奮しているときや警戒しているときは、鼻を激しく動かします。嫌がっているときや、威嚇するときには、鼻をブッと強く鳴らします。

【耳】

耳がまっすぐ上に向くのは、興味や警戒を表します。好奇心があるときは、気になる音がする方向に耳が傾きます。
また、リラックスしているときは、耳を寝かせています。なでられて、うっとりしているときも同じです。
耳を後ろ側に倒しているときは、攻撃的な気分になっています。毛が逆立っていたり、体勢が引き気味になっていたりすると、噛みつかれる恐れがあります。

【歯】

なでられているときに、「コリコリ」と鳴らすのは、リラックスしているサインです。
ただし、「ギリギリ」などと強く奥歯を鳴らして歯ぎしりするときは、痛みなどを訴えています。状態をよく観察してみてください。

【ボディランゲージ】

・うれしいとき
その場で垂直に大きくジャンプをするのは、うれしいときです。左右にジャンプする子や、ひねりジャンプをする子もいます。また急に猛ダッシュするのも、楽しさを表しています。
うれしさから飼い主の足元をぐるぐると走り回ることもありますが、これは愛情表現といわれています。

 

・リラックスしているとき
あくびや伸びをしていたら、穏やかな気持ちでいます。ゴロンと寝転がっているときも、くつろいでいます。
前足を体の下に折りたたんで座っているように見える「香箱座り」と呼ばれる状態も、落ち着いて安心しているときに見られます。

 

・遊んでほしいとき
鼻先でツンツンと、飼い主をつついてきます。飼い主の手や指を舐めることもあります。これは、「甘えたい」「かまってほしい」というアピールです。

 

・警戒しているとき
後ろ足の二本だけで立ち上がって、辺りを見回しているときは、異変を感じて周囲の様子を探っています。またこのポーズは、興味や好奇心のあるときにも見られます。
知らない音を聞いて警戒しているときには、足を地面に打ちつけて音を出す「足ダン」をすることもあります。

 

・怒っているとき
足ダンをしたり、後ろ足で蹴ったりします。抱っこをされたあとに、怒って暴れることもあります。
また、パンチをしたり、頭突きをしたりすることもあります。

 

・恐怖を感じているとき
フリーズして動けなくなることがあります。また、体を後ろに引いて耳も後ろに傾けるしぐさが見られることもあります。
追いつめられると、攻撃に出ることもあるため気をつけてください。

 

うさぎの習性による行動

うさぎが日常的によく見せる行動のなかには、習性によるものがあります。
本能的な行動にも気持ちが表れるため、知っておきましょう。

【かじる】

【かじる】

うさぎは身の回りの物をよくかじりますが、これは主に、奥歯も含めて生涯伸び続ける歯の長さを調整していると考えられています。
また、本能的な欲求でもあるため、ストレス発散にもなります。
止めさせるのではなく、安全にかじれるおもちゃを与えたり、口に入ると危険なものは部屋に置かないようにして対応してください。

【毛づくろい】

一日のうちに何度も毛づくろいするのは、体の汚れをとってきれいにするためです。気持ちを落ち着かせる目的もあるため、大切な作業です。
換毛期には回数が増えますが、あまりにも過剰な場合は、ストレスや病気の可能性があります。体の状態や様子などを、観察してみてください。

 

また、うさぎ同士で毛づくろいするのは、お互いの緊張を和らげたり、絆を深めたりするためといわれています。

【鼻をくっつける】

相手が誰なのか、においを嗅いで確認しています。うさぎ同士の挨拶でもあり、それ以外の動物や人の鼻にも、同じようにします。

【抱っこを嫌がる】

基本的に、うさぎは抱っこが苦手です。地面から両足が離れて体が浮いた状態になるため、敵に捕獲されたと思い、恐怖を感じます。うさぎを触ろうと、上から手を出してしまうと逃げることも多いため、気をつけてください。
飼い主とのスキンシップも大切ですが、焦らずに時間をかけて仲良くなりましょう。

【ホリホリする】

ペットのうさぎは、野生のアナウサギを品種改良しています。アナウサギは土を掘って地中に巣穴をつくるため、その習性から、ペットのうさぎも穴を掘る行動をします。
床やカーペット、飼い主の体など、実際には掘れない場所まで、ホリホリすることがあります。止めさせることはできないため、ケガをしないように専用のマットなどを用意するなどして、環境を整えてあげましょう。

【狭いところに入ろうとする】

【狭いところに入ろうとする】

本能的に、巣穴を連想する狭くて暗い場所を好みます。狭い空間は落ち着けて、安心できるため、ちょっとした隙間があればすぐに入ろうとします。
家具や家電などの隙間に入ることも多いため、ケージの外に出すときは、安全に気をつけて遊ばせてあげてください。

【縄張り行動】

オスは縄張り意識が強いため、あごの下から出る自分のにおいをこすりつけて、マーキングします。この行動によって、自分のテリトリーを守っています。
飼い主やパートナーとなるメスなどにも、あごをこすりつけてきますが、この場合は愛情表現です。

【発情期】

うさぎは繁殖力が強いため、春など発情期のピークには、一日に何度も交尾行動が見られます。

 

・オス
おしっこをまき散らす、スプレー行為が多いでしょう。また、他のうさぎや飼い主、身の回りの物などに、腰を振るマウンティングも多く見られます。

 

・メス
自分の毛をむしったり、巣作りを始めたりします。偽妊娠ともいわれ、乳腺の発達も見られます。

 

オスもメスもこの時期は、普段より攻撃的になるなど、特徴的な行動をとります。
体にも負担がかかるため、健康管理も大切です。

【暑さ寒さのサイン】

うさぎは耳で体温調整をしているため、耳の状態を確認することが、一つの方法です。耳が熱いときは暑さを、冷たいときは寒さを感じています。

 

また、暑いときは体の熱を逃がすために、冷たい床にお腹をつけて寝るなどの行動をします。
寒いときは、できるだけ体を動かさずに香箱座りをして、じっとしていることが多くなります。

いずれも食欲が低下したり、排泄回数が減ったりしていないかなど、こまめに体調をチェックしてください。もし異変が感じられる場合は、すぐにかかりつけ医に連れて行きましょう。

 

★ヤシロのペット霊園近郊の動物病院★
・豊中市   モモ動物病院

 

うさぎとわかりあうために

うさぎは無表情に見えるため、気持ちがわかりにくいという声もあります。すぐに仲良くなることは難しいですが、その子にあったコミュニケーションをとることで、その距離も近づいていきます。
うさぎとわかりあうためにも、日々のしぐさや行動から気持ちを読み取ってみましょう。

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