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犬のしぐさの意味を知って、もっと仲良くなろう

2024.04.15
犬のしぐさの意味を知って、もっと仲良くなろう

犬と暮らしていて、「犬と話せたらいいのに」「犬はどう思っているのだろう?」と思うことは多いですよね。
しかし犬は表情やしぐさ、行動などで、その気持ちを伝えています。吠えたりかじったりなど、一見すると問題があるようにみえる行動にも、必ず意味があります。それを飼い主が理解せず、頭ごなしに叱ってしまうと信頼関係が壊れてしまうこともあるため、犬が出すサインに気づき、その気持ちを理解することが大切です。

 

愛犬と仲良く暮らすためにも、犬のしぐさや行動の意味を知っておきましょう。

犬のしぐさとその意味

犬はしっぽや耳、目などを使って、気持ちのサインを出しています。なかには、うれしいときと警戒しているときのサインが似ているケースもあります。
感情を読み取るときには、体の一部だけを見るのではなく、他の部分や全身をみて、総合的に判断しましょう。

【しっぽ】

・激しく左右に振る
気持ちが高まっており、表情が穏やかで口角が上がっているときは、うれしさや楽しさを表しています。しかし、警戒心を持っているときにも、同じしぐさを見せることがあります。犬の表情なども参考にしてください。

 

・上にピンと立てる
興奮や誇示などを意味します。気持ちがとても高揚しており、自分に自信があるときです。

 

・足の間に入れる
不安や恐怖を感じています。警戒や緊張、降参なども表しています。あまり無理をさせないようにしましょう。

【耳】

【耳】

・耳をピクピク動かす
少し前に向けているときは、聞こえてくる音に対して、興味を示しています。
また、人や他の犬と会ったときに見られる場合は、相手に対しての好意を表します。飼い主に叱られているときに耳をピクピクとさせていたら、何かを考えたり迷ったりしています。
なお、眠っているときにも見られることがありますが、これは夢を見ているためと考えられています。

 

・ピンと立てて、ある方向を向く
何かに注意や興味を示すときに、よく見られます。気になる音の方に向けて、集中して聞いています。飼い主の気配を感じたときなどに、見せることもあります。表情がこわばっている場合は、その音や気配に対して警戒しています。

 

・耳を倒す
耳を横に倒して、飼い主を見つめていたり見上げていたりするときは、甘えたいときです。表情が穏やかであれば、とても安心しています。
また後ろに倒している場合は、うれしいときもありますが、信頼や友好の気持ちを表すこともあります。そして、怖いときや自信がないときにも見せることがあります。
もし耳を前に倒して歯をむき出しにしていれば、威嚇しています。愛犬の気持ちが落ち着くまで待つなどして、冷静に対処してください。

【目】

・目を合わせる
飼い主にかまってほしいときや、用があるときに見せます。おすわりしてじっと目を合わせてきたり、しっぽを振ったりすることもあります。
もし他の犬にじっと目を合わせているときは、威嚇しているかもしれません。飼い主は落ち着いて、引き離すなどしてください。

 

・目をそらす
相手を避けたい、かかわりたくない、という気持ちの表れです。また、不安や恐怖を感じているときにも見られます。まばたきをするときも、同じように怖がっているときです。

 

・横目で見る
一般的に、犬の白目は普段は見えません。白目が見えることで目の動きがわかってしまい、敵に自分の行動を悟られることを避けるためだといわれています。
犬がその白目を見せて横目で相手を見ている場合は、緊張状態にあるといえます。ストレスや不安を表しており、耳を後ろに向けて、体が緊張でこわばっていることもあります。

【口】

・舐める
飼い主の口元を舐めるのは、挨拶やうれしいときです。そして、犬自身の手足をペロペロと舐めている場合は、暇つぶしに毛づくろいをしています。退屈しているときに見られますが、長時間ずっと同じ部分を舐めているときは、ストレスのサインかもしれません。

 

・あくびをする
眠いときにもあくびをしますが、犬はストレスを感じたり、緊張したりしたときに、あくびをすることがあります。緊張を解いて、リラックスしようとしています。

 

・犬歯をむき出しにしている
不快なときや警告するときに見られます。相手をけん制しているサインのため、顔つきも険しくなっています。かみついてくる恐れがあるため、あまり刺激しないようにしてください。

【体勢など】

【体勢など】

・遊びに誘う
前足を伸ばし上半身を低くしているときは、遊びに誘っています。相手と仲良くしたいときや、一緒に遊びたいときです。しっぽを左右に大きく振っていることもあるでしょう。

 

・飼い主に飛びつく
飼い主の帰宅時に、後ろ足でジャンプをして飛びついてくるのは、うれしいときです。もっと飼い主の顔に近づいて、舐めようとしています。

 

・お腹を見せて仰向けになる
急所であるお腹を見せることで、降参を表しています。飼い主に叱られているときに見せる場合もあり、服従のポーズともいわれています。
特に何もないのに見せるときは、ゆったりくつろいでいたり、撫でてほしかったりするときです。

 

・伏せをする
飼い主への服従や、興奮しすぎたため、自らを落ち着かせてリラックスしたいときなどに見せます。他の犬への敵意がないことを示す場合もあります。
ただし、一見すると伏せのポーズに見えても、前傾姿勢になっているときや、お尻が高く上がっているときは、相手を威嚇して攻撃態勢になっています。低いうなり声や険しい表情の有無などで、判断しましょう。

 

・丸まってじっとしている
体を丸めて動かないときは、寒いときや眠いときです。また、具合が悪い恐れもあるため、普段と様子が違わないか観察してみてください。

 

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犬の習性による行動

犬には、習性によって見られる本能的な行動があります。
また、犬は争いを好まない動物といわれています。そのため、自分と相手を落ち着かせるために見せる特有のしぐさがあり、これらをカーミング・シグナルと呼んでいます。

 

たとえば上記での「目をそらす」や、「あくびをする」「伏せをする」「遊びに誘う」といったしぐさが該当します。それ以外にも、下記で紹介する「フリーズする」「人や犬の間に割って入る」といった行動などが挙げられます。

 

飼い主がこれらのシグナルをきちんと理解していれば、愛犬の気持ちにより早く気づけます。しぐさや本能的な行動と合わせて、理解しておきましょう。

【遠吠えする】

犬の祖先である狼は、離れた仲間に自分の居場所を知らせるために、遠吠えをしていたといわれています。その習性は犬にも引き継がれており、犬同士でコミュニケーションをとるための行動と考えられています。また、うれしいときや寂しいとき、ストレスを発散させたいときなどにも見られます。
なお、犬の認知症の症状の一つとして、遠吠えが挙げられます。気になる場合はかかりつけ医に相談しましょう。

【匂いをかぐ】

犬は嗅覚がとても優れているため、その場に残っている匂いから、他の犬やその他の動物について、さまざまな情報を得ることができるといわれています。散歩中に鼻を地面に近づけて、くんくんと匂いを嗅いでいるのも、情報を集めているからです。
また、飼い主が帰宅したら匂いを嗅ぎにくる行動もよく見られますが、飼い主が外で何をしてきたか知ろうとしています。
そして、犬同士でお尻の匂いを嗅ぎあうこともありますが、これは大事な挨拶の行動といわれています。

【物をかじる】

【物をかじる】

犬が物をかじりたがるのは、本能的な欲求です。何かをかじったり噛んだりして遊ぶことが大好きなため、その欲求が満たされないと、ストレスを感じることがあります。自然な行為のため、かじっても安全な犬用のおもちゃを与えるなどしてください。また、退屈や不安、ストレスを感じたときにも、かじる行為をすることがあります。
事故やケガ、誤飲のリスクになりそうな物は、犬の手が届く場所に置かないようにしましょう。

【フリーズ(静止)する】

主に怖がっているときや、緊張しているときに見られます。他の犬とのすれ違いざまに、敵対心がないことを示すために、フリーズするケースも多いでしょう。自分には攻撃をかける気持ちがないというカーミング・シグナルでもあります。
また、散歩中に立ち止まって動かないときは、何か乗り物が近づいてきて警戒していたり、別方向に行きたかったりする気持ちを表しています。

【自分のしっぽを追いかける】

興奮や不快感、混乱などが理由と考えられています。犬は本能的に動くものに反応するため、くるくると楽しそうに回っている場合は、遊び感覚で追いかけています。
しかし、ストレスを感じたときに見せることもあります。しっぽをかじって傷つけたり、ずっと追いかけて終わらなかったりする場合は、要注意です。病気の可能性もあるため、他におかしい点がないかなど、よく観察してみましょう。

【舌を出してハアハアする】

【舌を出してハアハアする】

暑いときに舌を出して呼吸することで、体内の熱を逃がして、自分の体温を下げようとしています。この行動は、パンティングと呼ばれています。
また、うれしいときや興奮しているときにも、パンティングをします。ただし、パンティングをしながら歩き回っていたり、全身を震わせていたりする場合は、緊張するなどストレスを感じている可能性があります。
異常なほどパンティングしている場合は病気の恐れもあるため、かかりつけ医に相談してください。

 

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【人や犬の間に割って入る】

ご家族が並んで座っている間に割って入ってくるときは、仲間に入れてほしいと思っています。一緒に団らんを、楽しみたいという気持ちです。
また、飼い主の夫婦喧嘩や、犬同士でも緊張感が高まっているような場面では、なだめて仲裁しようと間に入ってくることもあります。不必要な争いを避けるための、カーミング・シグナルの一つでもあります。
なお、飼い主を守りたいときや、自分に関心をもってほしいときなどにも見られます。

【寝る前にベッドを掘る】

犬はもともと外敵から身を守るために、巣穴を掘って生活していました。この行動はその名残であり、自分の寝やすい形に、寝床をセッティングしていると考えられています。楽しく遊んでいる場合もありますが、過剰なときは運動不足などのストレスが原因かもしれません。
もしベッドやマットがボロボロになり、中から綿が出てきたときは、誤飲しないように注意してください。ベッドや布団以外の掘ってもよいものを与えるなど、できるだけ対策しましょう。

 

 

犬ともっと仲良くなろう

犬はしぐさや行動など、さまざまな方法でコミュニケーションをとろうとしています。犬にとって飼い主は大切な仲間であり、家族です。人と同じように話せなくても、いつも全身を使って、愛情やそのときの気持ちを伝えようとしています。
愛犬のしぐさを理解することで、その気持ちにもより早く気づくことができます。サインをうまく読み取って、今よりも深い信頼関係を築きましょう。

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