ペットのご自宅でのご供養

四十九日法要をすませたら、ペット霊園などのお墓に埋葬します。
お墓の種類には、大きくわけると、他の動物たちと同じお墓に入る合祀型や、飼い主と一緒のお墓に入る個別型、納骨堂などがあります。

ペット合祀墓については、主に永代供養を前提としている場合が多いでしょう。手元供養を選んだ後に、お心のなかが一区切りついたり、環境の変化などで、合祀墓へおさめられるケースも多いです。

ペットと一緒のお墓は人気が高く、墓石のデザインなど自由度も高いようです。納骨堂も、思い出の品を置くことができるなど、多様なニーズに応えています。

四十九日法要をすませたら、お骨を埋葬せずに、ご自宅などでご供養します。
お骨はミニ骨壺に入れて、お位牌などと一緒にお仏壇に安置することもあれば、一部を粉骨して、アクセサリーなどにする場合もあります。

なお、お墓を建てて埋葬しても、お位牌だけを手元に置くケースもあります。やはり亡くなった後も、「できるだけペットのそばにいたい」と願う方が多いようです。
ペットを失くした悲しみを癒やしてくれる商品も多く、遺影付きのお位牌や、一見すると骨壺だとわからない物などは、リビングルームに置いていても違和感がなく、人気があります。

小さなペット用のお仏壇を、寝室やリビングなどに置いてご供養します。
デザインもおしゃれなものが多く、人間と同じ従来タイプのものから、ミニ骨壺をおさめられるボックス型、仏具を置けるステージ型、遺影のお写真を入れて飾れるフォトスタンド型など、さまざまです。

主な仏具セットとしては、人のご供養と同じく、線香立て、ローソク立て、花立て（一輪挿し）、湯呑、お供え用のお皿、香炉などが挙げられます。その他にも、おりんや、写真立て、お位牌などがあります。

全体的にサイズは小さいため、あまり場所をとりません。仏具セットを購入し、お写真などを一緒に飾るだけの、シンプルなご供養をされている方も少なくありません。

かわいらしいデザインや、洗練された雰囲気のものなど、いろいろなタイプがあるため、お部屋のデザインに合うものを、選びやすいといえるでしょう。

アクセサリーは身につけられるため、ペットの存在を身近に感じられる点が、一番の魅力といわれています。種類としては、ご遺骨の一部を入れたペンダント、キーホルダー、ストラップ、ご遺骨を加工して宝石にした指輪などがあります。

重さやサイズも多種多様なため、ご予算やデザイン、強度も含めて、ずっと持てるものかなどを考え、選びましょう。

ペットのご供養をすることで、心の整理をすることにもつながります。後悔しないように、将来への不安も、少なくしておきましょう。