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うさぎを迎える前に。特徴や種類、飼育のポイントを知ろう

2024.03.13
うさぎを迎える前に。特徴や種類、飼育のポイントを知ろう

うさぎはペットとして飼われている小動物のなかでも、長年にわたって人気を集めています。
ふわふわの毛並みに、ぴょんぴょんと飛ぶ姿などが愛らしいですよね。比較的おとなしい性格のため、初心者向きともいわれています。
ペットショップでもよく見かけるため、すぐに迎えられて、飼いやすいという声もあります。

 

しかし、うさぎは神経質で臆病な一面を持っています。また、うさぎの種類によっても性質が異なるため、その子の特徴を理解しておくことはとても大切です。

 

うさぎを新しい家族として迎える前に、その特徴や種類、飼育に必要なものなどを知っておきましょう。

うさぎの特徴と代表的な種類

まずはその特徴や、ペットとして飼われている代表的な種類をみてみましょう。

うさぎの特徴

・体の機能
うさぎは耳や鼻、目を使って周りの情報をキャッチしています。
特に印象的な長い耳は、左右別々に動かすことができ、全方向から音を聞くことで危険がないかを察知しています。また、耳を外気にあてることで体温を調整したり、耳を動かして感情表現をしたりしています。
鼻は優れた嗅覚を持ち、家族も匂いで区別することができます。
視力は低いものの、両目をあわせると、ほぼ360度見ることができるといわれています。
足裏に肉球はありません。前足は穴を掘るため短く、後ろ足はジャンプできるように、長く筋肉質に発達したとされています。

 

・歯について
うさぎの歯は独特の構造をしており、一生伸び続けます。そのため固めの牧草などを食べることで摩耗させ伸びすぎを防いで歯並びを維持する必要があります。
繊維質の少ない食事ばかりしていると、歯がどんどんと伸びてしまい嚙み合わせが悪くなったり、病気になったりする恐れがあります。歯の健康にも注意しておきましょう。

 

・基本的な性格
一般的に、警戒心が強く、さみしがり屋の傾向があります。
オスは活発で好奇心旺盛、かつ甘えん坊な子が多く、メスはおとなしく落ち着いており、自立心が強い子が多いといわれています。

 

・生活リズム
薄明薄暮性(はくめいはくぼくせい)といい、早朝や夕方に活動して、日中や夜間は寝たり休んだりしています。こま切れに眠り、1日の平均睡眠時間は、約8時間とされています。
敵に寝ていることを悟られないために、目を開けたまま寝ることがあります。

 

・平均寿命
個体にもよりますが、一般的な平均寿命は約5~8年といわれています。
うさぎは生後5~8カ月でほぼ大人に成長します。1歳のときは人でいう20歳前後にあたり、5歳頃からシニア期に入ります。

代表的な種類

うさぎを種類別にみると、体の大きさ耳の形被毛に違いがあります。
ここでは初心者でも飼いやすいと言われている小型種を中心に、代表的な種類をみてみましょう。

 

・ネザーランドドワーフ

平均体重:900グラム~1.2キロ
特徴:立ち耳、短毛

最も小さいうさぎの一種といわれ、体重も約1キロで体長は約26センチです。
性格は臆病で警戒心が強いため、コミュニケーションに時間をかけましょう。
毛の色によってグループ分けされるなど、たくさんの毛色を持った品種として知られています。

・ホーランドロップ

平均体重:1.5~2キロ
特徴:垂れ耳、短毛

大きくて丸い顔や、耳が垂れていることが大きな特徴です。頭頂部にはクラウンと呼ばれる、ふさふさと立ち上がった毛が生えています。
体長は約30~35センチです。
一般的にさみしがり屋で、甘えん坊といわれています。

・アメリカンファジーロップ

平均体重:約1.6~2キロ
特徴:垂れ耳、長毛

体長は約30センチで、美しく長い毛と垂れた耳が印象的です。長毛のためブラッシングなどの手間はかかりますが、触り心地の良い、ふわふわの毛に魅了される方も多いようです。
穏やかで優しい性格をしており、人懐っこい一面もあります。

なお、垂れ耳は通気性が悪く、耳に汚れがたまりやすいため、こまめな手入れが必要です。長毛種の場合は、皮膚炎などのリスクもあるため、定期的なブラッシングを心がけましょう。

 

※性別や個体によって、体格や性格などは異なります。

 

必要なものや飼育のポイント

必要なものや飼育のポイント

うさぎを迎え入れるときは、どのように準備をすればよいのでしょうか?
飼育のポイントも理解して、必要なものをそろえましょう。

必要なもの

・ケージ
うさぎの家には、ケージを用意します。立ち上がったり寝そべったりするときにぶつからず、スペースが十分にあることを確認しましょう。赤ちゃんから育てる場合は、成長したときの大きさも考えておいてください。
トイレやフード入れなどを設置することも、想定しておきましょう。

 

ケージの素材は、金属製やプラスチック製、木製などがあります。
選ぶ際の主なポイントとしては、丈夫さやお手入れのしやすさ、持ち運ぶときの重さや安全性などが挙げられます。ケージ自体をかじることも珍しくないため、かじり防止策も考えておきましょう。
また、排泄物を受けるトレーがついていることも多いため、取り外しが簡単か、掃除がしやすいかどうかも、チェックしておきましょう。
出入口の扉が広いかや、開けやすいかなどもポイントです。

 

なおケージの床面には、足裏への負担を減らすために、マットなどの床材を敷いておきます。滑らず、かじりにくい素材のものがおすすめです。

 

・トイレ
ケージの隅に設置できる三角タイプや、四角タイプがあります。ひっくり返らないものや、排泄時にお尻がはみ出ないもの、お手入れが簡単なものがおすすめです。また、スノコの下にある受け皿には、トイレシーツを敷くか、うさぎ専用のトイレ砂を入れて使います。併用する場合もあります。
なお、トイレシーツや砂は誤飲してしまうケースもあるため注意してください。

 

・ハウス
うさぎは狭く、隠れられる場所を好む傾向があります。ハウスがあれば安心して身を隠すことができるため、落ち着いて過ごせます。
主にドーム型や箱型などが定番で、かじっても問題のない素材でできたタイプもあります。ケージ内のスペースが確保できるかどうか、他のアイテムともあわせて考えてみましょう。

 

・食事
うさぎの主食は、牧草とうさぎ向けのペレットです。
牧草には、イネ科のチモシーが定番で、産地によって香りや味が異なります。牧草を食べることは歯並びの維持にもつながるため、毎日たっぷりと食べさせるようにしましょう。
またペレットは、1日に必要な栄養がバランスよく採れるように作られています。なかには牧草が苦手な子向けに、牧草をペレット状にした代用品もあります。
おやつを与える場合は砂糖を使っていない、乾燥させた野草や野菜、果物が良いでしょう。
いずれもその子の年齢や体質などにあわせて、メニューや量を調整してください。

 

・給水器とフード入れ
給水器はケージに取り付けて、自由に高さを変えられるタイプや、床に置けるお皿タイプ、その2つが一緒になったタイプがあります。自然な姿勢で飲めることや、水の入れ替え、お手入れが簡単かどうかなどを考えましょう。

またフード入れは、牧草とフードの両方が入れられるタイプが便利です。ある程度の重さがあるものか、ケージに固定できるものだと、ひっくり返らずにすみます。

 

・サークルなど
ケージの掃除中や、部屋で運動させるときに使います。
ケージと繋げられるタイプや、おりたためるタイプなど、さまざまな種類があります。十分なスペースがあり、倒れにくく安定しているもの、扱いやすいものなどを選びましょう。

飼育のポイント

・暑さに弱い
うさぎは寒さに強く、暑さにはとても弱いといわれています。飼育に適した温度は18~24度が目安とされています。年齢によっても異なりますが、夏は24時間エアコンを使って、温度管理に努めましょう。
なお、快適な湿度は40〜60%が目安です。

 

・ケージの設置場所
暑さに弱いため、常に直射日光の当たる窓際などは避けてください。
そして飼い主の姿が見えないと不安になるため、お互いが認識できる距離に設置することが大切です。ただし、大きな音や強い臭いは苦手なため、テレビやキッチン、トイレの近くはおすすめできません。できるだけ風通しがよく静かな場所や、エアコンの風が直接当たらない場所を選びましょう。
なお、コンセントやコードをかじると感電する恐れがあるため、そうした物に手が届く場所も避けましょう。

 

・日々のお世話
朝と夜の1日2回を目安に、食事をあげたりケージの掃除をしたりします。日中は休んでいることが多いため、そっとしておきましょう。
目が覚める夕方ごろから、運動させます。肥満防止のためにも、毎日1回は運動させてあげてください。適切な運動時間は年齢や個体によって異なります。

 

・ブラッシング
短毛種の場合は1週間に1回、長毛種はこまめにブラッシングを行ってください。
また年に2回、春と秋に換毛期があるため、その時期は大量の毛を飲み込んで毛球症になる恐れがあります。この時期は、2日に1回を目安に行います。
ご自宅でのブラッシングが難しい場合は、ペットショップやうさぎの専門店に連れて行きましょう。

 

・健康管理
長生きのためには、バランスのとれた食事適度な運動ストレスの少ない生活が大切です。
食事は牧草を中心とした内容にして、歯の維持や消化器官の病気を防ぎましょう。

 

また、ごはんの食べ方や水の減り方、おしっこやうんちの状態を見て、その日の体調を観察してください。特にトイレの掃除は大切で、おしっこの色がおかしくないか、うんちの回数や量が減っていないかを見ておきます。
うさぎは本能的に病気を隠そうとするため、サインを見逃さないように、こまめにチェックしましょう。

 

運動は、脱走やケガの心配がない場所で行います。室内やお庭、バルコニーを散歩させている方も多いでしょう。危険なものを片付け、おもちゃを用意するなどして安全に楽しく遊ばせてあげてください。
心のストレスを減らすためには、うさぎが嫌がることはせずに、触れ合って遊びながらコミュニケーションをとりましょう。

 

・去勢・避妊手術
オスは縄張り意識が強いため、スプレー行動を起こすことがあります。オス同士のケンカなど、ひどい場合は去勢手術を検討しましょう。
メスに生理はありませんが、妊娠に備えた巣作りの行動を起こすことがあり、これを偽妊娠と呼んでいます。この時期は攻撃的な態度をとるなど、気性が激しくなります。一度でも偽妊娠を経験すると、将来的に病気になるリスクが高くなるため、要注意です。
去勢や避妊手術に適した年齢も含めて、できるだけ早い段階で、かかりつけ医に相談してみましょう。

注意点

・誤飲に注意
タオルなどの布類や、糸くず、ビニール袋などは口に入れやすいため、ケージ内やその近くに置かないようにしましょう。また、人の薬やタバコ、一部の観葉植物なども中毒症状につながるため、気をつけてください。

 

・与えてはいけない食べ物
ネギ類イモ類、豆類、一部の観葉植物などは中毒症状や消化不良などを引き起こす危険性があります。野草ではスイセン、アサガオ、ワラビ、パンジーなどに注意してください。人の食べ物お菓子も与えないでください。
ここに挙げているのはほんの一部です。重症化するケースもあるため、きちんと調べてから与えましょう。

 

・かかりつけ医を見つけておく
動物病院のなかには、犬と猫が専門で小動物などの治療に慣れていない病院もあります。
できるだけ、うさぎを迎え入れる前に、かかりつけ医を探しておきましょう。かかりつけ医を決めたら、定期的な健康診断を心がけて、予防に努めてくださいね。

 

★ヤシロのペット霊園近郊の動物病院★
・豊中市   モモ動物病院

 

うさぎと幸せに暮らそう

うさぎと幸せに暮らそう

うさぎを迎えた後に、想像と違ったとならないためには、うさぎにも習性や個性があり、感情があることを理解しておくことが大切です。
その子が快適に、幸せに過ごせる環境を用意してあげることは、飼い主の責任でもあります。うさぎについて知った上で、しっかりと準備を進めましょう。

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