ペットのご葬儀の流れ

2022.12.16
ペットのご葬儀の流れ

家族の一員であるペットが亡くなったとき、「ペットのご葬儀」をされる方が増えています。ご寺院や霊園などで、ペットのお墓を建てることも、定番化してきました。

しかし、ペットの旅立ちは想像するだけで辛く、ペットの生前から、ご葬儀について考えられないという方も、多いようです。また、お別れ直後はペットロスになったり、悲しみにくれてしまったりと、ご葬儀について考えるのが困難なケースもあるようです。
いざという時に落ち着いて対応するためにも、ペットのご葬儀について、知っておいてはいかがでしょうか。

今回は、ペットのご葬儀について、その種類や費用、流れなどをご紹介します。

ペット個別火葬

ペットのご葬儀とは

人間と同じく、ペットのご供養も多様化しています。
ここでは、ペットのご葬儀がどのようなものか、みてみましょう。

ご葬儀の種類

≪合同葬儀≫
一般的には、ペット霊園やご寺院などに、ご葬儀・火葬・埋葬までを一任します。
他のペットたちと合同でご葬儀を行い、合同で火葬された後、合祀墓へ埋葬(納骨)されます。そのため、納骨後に返骨してもらうことはできません。合同のため費用は個別葬儀に比べると、安価におさえられます。

ペットとのお別れをご自宅ですませた方や、ご高齢や身体的な負担から個別葬儀の立ち合いが困難な方、費用をおさえたい方などから選ばれています。
また、ペットたちが同じ場所に眠るため、さみしい思いをせずにすむと考え、選ばれる場合もあります。

ご葬儀の場所は、ご寺院やペット霊園の会館などになります。

≪個別葬儀・個別火葬≫
個別でご葬儀・火葬を行うものです。主に、ご家族が最後まで立ち会う「立会型」と、霊園などに火葬を任せる「一任型」があります。
ご葬儀を行えるのは、立会型といわれています。

・立会型

棺に必要なもの

ペットのご遺体を葬儀会館まで運び、その場でご葬儀(セレモニー)・出棺を行います。僧侶を呼んで読経を行うかどうかは、各霊園などによって異なります。しかし、全ての過程にご家族が立ち会うことができるため、最後まで見届けたい方に支持されています。

火葬後は、人間のご葬儀と同じく、収骨できるケースが多いようです。
お骨を骨壺にうつすまでを一区切りとし、あとはお墓に納骨するか、手元供養をすることが多いでしょう。

ご家族が立ち会うため、場所はご寺院や霊園などの葬儀会館が一般的です。

・一任型
ご自宅で最後のお別れをすませた後に、ご遺体を葬儀会社などに預けます。基本的には、ご葬儀や読経を省き、個別で火葬されます。個別火葬のため、他のペットのお骨とまざることはありません。

火葬後は、骨壺におさめた状態でご返骨されます。ご葬儀がない分、立会型に比べると、費用はおさえられるようです。

火葬費用の相場

ご葬儀の費用は、火葬するペットの種類や、大きさによっても変わります。

小動物(1キロ未満…ハムスター、爬虫類、魚など)
合同葬儀:~1万円
個別葬儀:2~3万円(立会)、1~2万円(一任)

小型動物(~5キロ前後…子犬、子猫、うさぎ、鳥など)
合同葬儀:~1.5万円
個別葬儀:3~5万円(立会)、2~3万円(一任)

中型動物(5~15キロ前後…犬、猫など)
合同葬儀:~3万円
個別葬儀:5万円~(立会)、3~5万円(一任)

大型動物(15~30キロ前後…犬、猫など)
合同葬儀:~5万円
個別葬儀:5~8万円(立会)、5万円前後(一任)
※30キロ以上の場合は、~約10万円(立会)が目安といわれていますが、ご寺院や霊園などによって異なります。

関連記事:ペットの火葬と供養方法

ご葬儀の流れと注意点

ご葬儀の流れと注意点

ペットが亡くなったら、まず葬儀会社などに連絡をすませ、ご自宅でご遺体を安置します。
ここでは、ペットのご葬儀の流れについて、みてみましょう。

ペットのご葬儀の流れ

1:葬儀会社へ連絡し、ご遺体を安置する
ペットを看取ったあと、ペット葬儀会社などへ連絡をします。この時、合同葬儀なのか個別葬儀なのか、ご自分の希望を伝えましょう。

その後、火葬までの間、ご遺体を安置する必要があります。できるだけ涼しい場所を選び、ご遺体を清めます。
生前に好きだったものを供えたり、言葉をかけてあげたりしながら、搬送までの時間を過ごしましょう。

関連記事:ペットが亡くなった時にすること

2:お迎え
葬儀会場へ出発、またはお迎えの車が来たら、ご遺体を運び出します。飼い主が同乗できない場合は、別の交通手段で移動しましょう。お迎えサービスの有無についても、事前に確認しておくと良いでしょう。

3:ご葬儀・火葬
仏式にのっとり、僧侶を呼んでの読経・お焼香を行う場合もあれば、セレモニー形式で、お別れをすませる場合もあります。読経の際は、希望する宗派があれば、事前に伝えておきましょう。

ご葬儀の最後には、これまでの感謝の気持ちを伝えて、いよいよ火葬に移ります。
火葬場では、火葬後に収骨を行います。そして骨壺におさめた状態で、飼い主にご返骨されます。

4:その後のご供養・永代供養
四十九日を待って、ペットのお墓に納骨されるケースもあれば、手元供養をされるケースもあります。
気持ちの整理がついたら、お墓に納骨して、永代供養とされるのが一般的です。

注意点

最近では、ペットの合祀墓や個別墓以外にも、手元供養などが注目されています。
しかし、合祀墓へ納骨した後で、個別墓や手元供養にしたいと思っても、ご遺骨を取り出すことができません。
ペットの火葬をする前に、どういう形でご供養をしたいのか、あらかじめ、理想のご供養について、考えみましょう。

また、ここ数年、ペットビジネス専門と見せかけた、悪質な業者も増えています。個別火葬を依頼したのに、実際は他のペットと一緒に火葬されていたケースもあります。インターネットの情報だけを見て判断せずに、できるだけ周りに相談してみましょう。
直接、質問ができる霊園主催の相談会などに、参加するのも一つです。

いずれにしても、あとで追加費用を請求されることがないように、料金プランの透明性なども、確認しておきましょう。

※ご葬儀(火葬)の流れや費用については、ご寺院や霊園などによって異なります
※小動物の場合、火葬後にお骨が残らない場合や、火葬が困難な場合もあります。事前に葬儀会社へ確認してください

心あたたまる旅立ちを

心あたたまる旅立ちを

たくさんの愛を教えてくれたペットに、最後まで「ありがとう」を伝えたいですよね。ご葬儀は、そうしたペットへの感謝を表す、最後の場面なのかもしれません。
だからこそ、できるだけ心あたたまる旅立ちを、実現してくださいね。

ヤシロでは、北摂池田大阪生駒に、ペット専用セレモニーホールがあります。
ペットのご葬儀についても、個別葬儀・個別火葬が可能です。お迎えからご葬儀、火葬、納骨まで、必要なもの全てがワンストップになったプランもございます。
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